勿体無い。その気持ちが、勿体無い。

買ったものや、もらったものは、すぐに使いたいタイプのわたし。昔、革のカードケースをもらった時のこと。さっそく使おうとした私に、母が言いました。「なんでもすぐ使うと、全部がボロになっちゃう。今使うのは勿体ないよ。」“今”使いたい気持ちもあった...

“軽くて割れない私”で、今日もやり過ごしていませんか?

整理収納のご依頼でお伺いしたお宅で、食器棚の整理をしていたときのこと。一軍の、選び抜かれた器たちの中に、白いプラスチックのマグカップを加えたお客様。陶器の食器が並ぶ中で、私には、その白いマグカップだけが浮いて見えました。「これはどなたが使っ...
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変化の先には、新しい文化が生まれる

時代の転換期。そこには戸惑いもあるし、不安もある。でもその“変わる瞬間”こそ、新しいものが生まれるきっかけになるのだと思います。⸻まだ写真技術がなかった時代。どれだけ精密に、どれだけ本物に近づけるか──それが絵画に求められる大きな価値でした...
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流れに身をゆだねる暮らし。『方丈記』に寄り添って思うこと。

先日、お花を買いにお散歩していたときのこと。帰り道に「きれいなお花ですね」と、見知らぬおばあさんが声をかけてくれました。少し立ち話をしたあと、「よかったらこれ、読んでみて」と、小さな冊子を渡されました。勧誘のような雰囲気を感じ、正直少しだけ...
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“飾る”で作る、余裕。

整理収納テクニック 〜ダイニングテーブルの小さな工夫〜ダイニングテーブル、壁にぴったりくっついていませんか?実はそれが、無意識のうちに“物置き場”になってしまう原因かもしれません。壁に寄せたテーブルは、物が落ちにくい安心感から、つい書類や日...
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手放すことで、整う心。

―「片付け」は、心をととのえるセラピー―前回の記事では、整理収納の最初のステップが「整理=手放すこと」だというお話をしました。それはモノを見直す行為であると同時に、自分の内側を整える時間でもあります。⸻目の前のモノは、心の映し鏡気づけば部屋...
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時間は有限。だから私は「好きなことしかやらない」と決めた。

「時間は有限」──その言葉の本当の意味を、理解したのは母の死でした。日々に追われる日常は、当たり前の毎日だとどこかで思っていたような気がします。母の死は「今をどう生きるか」を強烈に教えてくれたのです。それまでの私は、仕事に合わせて暮らしをま...
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豊かさってなんだろう。

豊かさとは、「お金がある」だけではなく、心も満ちていること。経済面と精神面、どちらも満足していてこそ、「本当の豊かさ」なんだと思います。本当は日常に豊かさはあるけれど、今の社会でそれを感じながら生きている人って、どれくらいいるんだろう?毎日...
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あなたに残された時間は。

突然ですが、あなたの人生に残された時間があとどれくらいあるか、考えたことはありますか?たとえば──人生を80年と仮定します。そこからあなたの今の年齢を引いて、残りの年数を出す。それを365日、24時間で換算していくと、残りの“時間”が数字で...
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感情の“旬”を腐らせない

食べ物には「旬」がある。旬なものは旬なうちにいただくのがいい。気持ちや感情にも「旬」があるとしたら?やりたいことは、腐らせる前に手をつけたい。時間は有限。限られた時間の中で、やりたい事への新鮮な気持ちの旬は受け取れていますか?行動は出来てい...