奪われない資産を育てるということ

占い

「資産」と聞くと、多くの人がまず思い浮かべるのは「お金」かもしれません。
けれど資産には、大きく分けて4つの種類があります。

それが、ヒト・モノ・カネ・情報。
このうち、ヒト・モノ・カネは有形資産。目に見え、触れることができるもの。
一方、情報は無形資産。目には見えないけれど、人生を大きく左右する“力”を持っています。

私たちは、目に見えるものを信じやすく、守ろうとします。
でも実は、目に見えない資産こそが、奪われにくく、そして本質的に人生を支えてくれるものではないでしょうか。

奪われる不安、失う恐怖。その正体は?

「もし仕事を失ったら?」「お金が減ったら?」「人間関係が崩れたら?」
そんな不安や恐れの背景には、「失ったらもう終わりだ」という思い込みがある気がします。

でも本当にそうでしょうか?

何かを失っても——
また始められる強さ。
やり直せる自分への信頼。

それがあれば、不安は小さくなっていく。
そしてそれこそが、「奪われない資産」なのだと、私は思っています。

情報という“剣”の意味

タロットで「ソード(剣)」は、風のエレメント。
人間の知性・理性・思考・情報を象徴するカードです。

剣は、石や金属を加工する技術が発展してから生まれた、物体を切るための道具。
それと同じように、言葉や知恵、策略といった“見えない剣”もまた、
使い方次第で人を守ることも、傷つけることもできます。

情報という剣は、自分を守り、強くするもの。
けれど、間違った使い方をすれば、自分自身も他人も深く傷つけてしまう。

だからこそ私は思います。
奪われない資産を育てるとき、その情報が「大切な人を守れる剣」であってほしい。

お金という資産と、失敗から得たこと

私は過去に、投資で大きな失敗をしたことがあります。
お金を増やそう、効率よく豊かになろうと焦るほど、
なぜか全てが上手くいかなくなりました。

結果、数字としてのお金は手元から消え、残った「経験」。

「どうすれば失敗するのか」「自分は何に目を奪われていたのか」
そういった気づきこそが、今の私にとって最も価値ある“資産”になっています。

お金は減っても、経験は奪われない。

そう実感したからこそ、私は「強さとは、失わないことではなく、立ち上がれること」だと今は思えるのです。

これからの時代に、本当に必要な資産とは?

急激に変化する今の時代、資産は「持っているもの」ではなく、
「育てていくもの」に変わりつつあります。

情報が武器にもなる現代では、
「正しい知識」と「選ぶ力」が、人生を守ってくれます。

そして、情報に振り回されるのではなく、
自分の価値観で取捨選択できること。
それが、これからを生き抜くための真の強さになるのだと思います。

奪われない資産は、未来を守る

これからの私が育てていきたいのは、
「お金」や「モノ」だけではなく、
知恵・経験・信頼・行動力、そして情報を扱う力。

たとえ何かを失ったとしても、そこからまた始められる力。
それが、“本当の意味での資産”だと感じています。

奪われない資産を育てることは、未来の自分や大切な人を守ること。
情報という剣は、そのために使いたい。

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