「時間は有限」──その言葉を、私は母の死をきっかけに本当の意味で理解しました。
日々に追われる中で、ふと立ち止まったとき。
「今をどう生きるか」が大切だと、母は教えてくれたのです。
それまでの私は、仕事に合わせて暮らしをまわし、食べて寝て、また仕事に行く。
そんな“仕事のための生活”を疑うことなく繰り返していました。
でも、それって本当に私がしたい生き方なの?と問い直すようになりました。
そんなある日、ふと思ったのは「金髪にしてみたい」
ずっと気になっていたけど、なんとなく我慢していたこと。
仕事がとか、お客様がとか、お母さんなのにとか勇気を持って取り払ったのです。
「好きなことしかやらない」と決めてから、やらない理由がなくなった。
思い切って髪を明るくしたら、気持ちはふわっと軽くなりました。
明るくなった髪色、「私は私で赴くままに生きればいいんだ」と思えるようになったこと。
誰かのために頑張るよりも、まず自分の心が喜ぶことを大事にしようって思えたんです。
それから私は、「生活ありきの働き方」を選ぶようになりました。
暮らしを整えて、自分が心地よくいられるようにすること。
その延長線上に、仕事や発信があるという感覚です。
今は、家族との時間、好きな香りに包まれること、自分らしい服を着ること。
そんな何気ない毎日の中に、豊かさを感じられるようになりました。
時間は、誰にとっても有限。
だからこそ、「いつかやりたい」はやめて、「今やりたい」に正直に生きていたい。
このブログも、そんな想いから始めたものです。
同じように、「好きなことをして生きたい」と思っている誰かに届きますように。