「おかえり」が言えるママでいること、“私らしい”働き方のために。
小学校から帰ってくるわが子に、
「おかえり」と笑って迎えられる母でいたい。
それが、私が在宅ワークを選ぶ一番の理由です。
場所も時間もルールも縛られずに、私のペースで働けることを選んでいます。
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もし、子どもが「行きたくない」と言ったら?
––そんな場面を想像したとき。
会社勤めをしていた頃の私は、
私自身が今日を生きるのに精一杯でした。
家事、育児、仕事。毎日のタスクをこなだけで、分刻みのスケジュールを回すことに必死。
そんな毎日の中で、「行きたくない」といわれても、
子どもの気持ちに寄り添ってあげられないかもしれない。
「行きたくない」の理由を、ちゃんと聞いてあげられないかもしれない。
子どもからSOSを伝えてくれているならまだしも、
私から子どもの変化に、気が付くことができないかもしれない。
聞いてあげられたとしても、私自身が仕事を手放せない状況であれば、
学校に行くよう説得させることになってしまうかもしれない。
そう思ったとき、
「家族のため」「生活のため」という目的と、
そのために選んでいた手段との間に、違和感を覚えました。
保育園や幼稚園、学校、習い事、家族。
子どもの世界のコミュニティは、とても狭く、小さい。
その中で挫けても、帰ればお母さんがいる。
「行ってきます」と「ただいま」が言える場所と人がいれば、
きっと、それだけで違うんじゃないかなって思ったんです。
時には、
「じゃあ今日はズル休みしちゃおっか。一緒にお出かけしちゃおっか。」
そんなふうに言える、余裕を持っていたかった。
小さな社会で生きる子どもに、
世界はもっと広いこと、いろんな生き方があるということ、
背中で伝えられる大人でいたかった。
お金のこと、教育のこと、
そして「生きるってどういうこと?」を、
言葉ではなく、私自身の生き方で伝えていきたい。
それが、私の選んだ道です。
もしかしたら、それは私自身が知りたいことだったのかも知れませんが。笑
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在宅ワークの魅力と、ちょっと大変なところ
◎ 好きなスタイルで働ける自由
昔から制服が苦手だった私。
会社では「オフィスカジュアル」や「きちんと感」を求められることが多く、
どこか窮屈に感じることもありました。
でも今は、リラックスできる服装で、
好きな椅子に座って、好きなカップでお茶を飲みながら、
ソファで寝転んで仕事することだってできる。
そこには好きな香りや植物がある。
気分が上がるワンピースを着る日も、
ふわふわのパーカーでゆったりする日も、全部OK。
「こうあるべき」に縛られない働き方は、
私の心と体を、軽くしてくれました。
◎ 通勤時間ゼロのゆとり
通勤にかけていた片道30分、往復1時間。
子どもを預けて、仕事に行く。
バタバタの朝、スムーズに送り出せず、遅れそうになって慌てたり、焦る日もありました。
その時間がなくなっただけで、朝の声かけが優しくなれるし、
夕飯の支度ができたり、子どもの話をじっくり聞けたり、
自分がコントロールできるスケジュール管理のおかげで、1日がずっと豊かになった気がします。
たとえば、子どものおねしょ。
そんなよくあるハプニングも、余裕を持って対応できる安心感。
子育て中は、朝晩の10分さえ、すごく貴重です。
その10分があるかないかで、気持ちに余裕が生まれて、
子どもにも、自分にも、やさしくなれます。
◎ 天気に振り回されない安心感
天気の悪い日は、仕事に行くのも一苦労。
朝は晴れていても、突然の雨で洗濯物が心配になることもありました。
在宅ワークなら、そんな日も慌てず洗濯物を取り込める。
風が気持ちいい日は、窓を開けて家の中に風を通す。
家も、植物も、心も――大事なのは「風通し」。
植物の手入れができるのも嬉しいし、
天気の変化すらも味方にできる。
これも、家で働くからこそ感じられるメリットのひとつです。
◎ 人間関係のストレスが減った
ギスギスした人間関係に悩んだり、
他人のイライラに巻き込まれたりすることもなくなりました。
仕事の中で誰かと雑談したり、他愛もない話をすることはないけれど、
人間関係のストレスがない分、気持ちはとても穏やかです。
好きな人ランチを自由に楽しめたり、ちょうどいい距離感で人と関われるのが心地いいです。
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とはいえ、いいことばかりじゃない。在宅ワークのデメリット
▲ 自己管理が難しい
誰にも見られていないからこそ、
ついだらけてしまったり、家事に逃げたくなることも。
「今日は何をどこまでやるか」を自分で決めておかないと、
気づけば先延ばしにしてしまいがちです。
▲ 仕事と家庭の境界があいまいに
仕事に集中したいときに限って、子どもが話しかけてきたり、
ご飯の用意と納期が重なったり…
「今は仕事中です」とは、誰にも伝えられないからこそ、
“中途半端感”にモヤモヤする日もあります。
私の場合は、夜中にやりすぎてしまうことも。
▲ 収入が不安定になりやすい(特にフリーランス)
頑張った分だけ成果になる反面、
動かなければ収入はゼロ。
「今月はいくら稼げるか」が見えづらい不安は、やっぱりあります。
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それでも、私がこの働き方を選ぶ理由
在宅ワークは、決して楽な働き方ではありません。
だけど、私はこのスタイルが「生き方そのもの」だと感じています。
子どもの「今」に寄り添えること。
自分のリズムで、心地よく働けること。
そして、背中で「こういう生き方もあるよ」と伝えられること。
がむしゃらに働くよりも、
暮らしを大事にしながら、誰かの役に立つ。
そんな“私らしい働き方”を、これからも続けていきたいと思っています。
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最後に。LINEでこっそりお届けしています。
子育てしながら、自分のことは後回しになりがちな毎日。
それでも、家族のために、自分のために「何かを変えたい」って思ってるママへ。
心と健康、そして経済も守れる選択肢。
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